紙ヒコーキ
『どうした?祐太』

私は祐太と一緒に廊下へ出る。

『ずいぶんと健人といいかんじやんけ~』
祐太はニコニコしながらしゃべる。

『べーつーに。』

私は恥ずかしかったので誤魔化した。

『ひかり、』
祐太は真顔で言う。
正直なに言われるか怖いくらい。

『なに?』

『シンジとはどうなんだよ?会ってる?』

やはりシンジの事。
祐太はシンジと親友だからだろう。
いろいろ知ってるのかな

でも、私の中ではシンジは見えないから。
もう終わったこと。


『会ってないよ。会う必要なくなったよ。』

私はそう言った。

『なんで?』

『気づいたの。シンジを好きでいてもひかりが傷つくだけだし、辛い思いするだけだし、そんな思いしてまで私は強くなんかない。橋本にいろいろ支えてもらった。』

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