オオカミいっぴき。~クールな不良と甘々❤ラブ!~




「あーっと……俺がチームのアレやったってことは、絢知っとるよなぁ?」




「うん」とあたしはうなずく。

えっと、総長さん、だっけ。




「俺はソコのトップやってて、そんで斎は……俺の右腕って言うんかなぁ。相棒みたいなもんやった。

強かったんよ、俺ら」




組んだ指を、何かリズムをとるようにたたいている。

そのころを懐かしむような瞳だった。




「んでまあ俺が転校してから、やっぱ一緒に行動すること減ってな。

それ聞いたヤツらが俺のことボコしに来おってー……あ、ほら、頭ぐるぐるんなっとった時期あったやろ?」




……頭に包帯巻いて、右手と左足にギプスはめて、眼帯つけてたヤツかなぁ。

あれでさらにみんなから敬遠されちゃったんだよね。




あのころの篁くんは何聞いても教えてくれなかったから、あたしは何も知らない。

ケンカでやったんだとか言われてたけど、やっぱりそうだったんだ。




< 162 / 376 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop