オオカミいっぴき。~クールな不良と甘々❤ラブ!~
「あーっと……俺がチームのアレやったってことは、絢知っとるよなぁ?」
「うん」とあたしはうなずく。
えっと、総長さん、だっけ。
「俺はソコのトップやってて、そんで斎は……俺の右腕って言うんかなぁ。相棒みたいなもんやった。
強かったんよ、俺ら」
組んだ指を、何かリズムをとるようにたたいている。
そのころを懐かしむような瞳だった。
「んでまあ俺が転校してから、やっぱ一緒に行動すること減ってな。
それ聞いたヤツらが俺のことボコしに来おってー……あ、ほら、頭ぐるぐるんなっとった時期あったやろ?」
……頭に包帯巻いて、右手と左足にギプスはめて、眼帯つけてたヤツかなぁ。
あれでさらにみんなから敬遠されちゃったんだよね。
あのころの篁くんは何聞いても教えてくれなかったから、あたしは何も知らない。
ケンカでやったんだとか言われてたけど、やっぱりそうだったんだ。