労働の価値 その2
--- 13-1 ---

ひとつの商品が変身しきるあいだは、
2幕4場、
3人の登場人物の舞台となる。

1幕目は、
男が布の売り手となる。

その1場目では、
布を前に、
おかねがその価値の姿として、
向き合って立つ。

布を作った男は、
粉ひきの娘と向かい合う。

おかねのその、
金属の硬(かた)い「からだ」が、
娘のポケットのなかにしっかりと、
ある。

そんなふうにして、
男は娘と、
向き合っている。

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