恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜


愛が中川先輩の左横に座って缶コーヒーを手に取ったのを確認して、私が愛の横、続いて川崎さんが私の横に座って缶コーヒーを手にした。



そして、中川先輩は自分の持っていた缶コーヒーの口を開けながら、話し始めた。



「江藤、さっきはなおがごめんね。なおの代わりに謝るよ。」


「いえ…。」


愛は小さな声でそう言って、缶コーヒーを開けた。


「さっきので薄々気付いたかもしれないけど、なお、一色くんが好きなんだよ。」


「「え…??」」



その、中川先輩の一言に、愛…じゃなくて、私と川崎さんが驚いて声を上げた。


中川先輩は、缶コーヒーを両手で持って、うつむきながら話した。



「1年の時、あの二人、付き合ってた。」



え?

一色先輩と野澤先輩が??


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