恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜


「…え!?」


そこで愛の顔が急に驚きの表情になった。

私と川崎さんも驚いた。


そう、さっきの中川先輩の言葉。


『また女子部員減らしたら、渡センセも黙ってないって!!』





「おかしいと思わなかった?2年だけ、男子のみ4人。ホントは女子もいたんだけど、全員一色くん目当てで入ってきた子だったんだ。一色くんも優しいから、彼女達にちゃんと構ってて。」



初めて聞いた、2年生女子の存在。

愛も川崎さんも、驚きながら聞いているみたい。



「それである時、なおがさっきみたいにブチ切れて。…また一色くんの記録が下がり始めてたっていうのと…、嫉妬もあったんじゃないかな。あまりにすごい形相だったから、その後女子全員辞めたんだよ。」



じゃあ…

愛の事件は、2度目ってこと?


だから、あんな言葉…。



「そしたら、渡センセ、なおを責めて。『私が記録出すから』って言って、何とか許してもらったみたいだけど。」


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