君への願い事
授業が始まった。
利枝は今日は起きて授業を聞いている。しかし今度は利枝の右隣から寝息が聞こ
えてきた。

「あれ?芽依が寝とる。珍しいなぁ。」

その日の芽依は一日中居眠りをし続けた。


そして放課後。

「どないしたん、メイちゃん。珍しくずっと居眠りしとったやん。生徒会の書記
さんがそんなんでいいんかいな?」
「う~ん。昨日の夜、なかなか寝れなくて。」
「ホンマかぁ?どっか行ってたんやないん?」
「うん。ある意味遠いとこに行っちゃったかも…。」
「はぁ?」
「あっ、リエ。今日は先に帰ってて。これから学校行事のポスター作らないとだ
から。」
「はいよ。ほなまた明日な。」

芽依はポスターを作るためパソコンがある情報処理室に向かった。

「ほな、帰っててガキんちょの話しても聞いたろかな。」

かばんに教科書を詰め、

利枝も教室を出た。
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