王様監禁ゲーム。
グチュグチュ
赤黒い液体がドクドクと溢れ出す。
皮膚が、皮膚が切れていく。
肉が裂ける。
骨に、ノコギリが
「やめてよっ!!死んじゃう!!!!!!」
彼女が椅子を男に投げた。
その拍子に男は倒れ、ノコギリを切っていた手も止まる。
床は血の海。
意識も朦朧としている。
「立てますかっ!?」
逃げなくちゃ。
だけど思うように体が動かない。
そうこうしている内に男が立ち上がる。
「凛痛いよ」
「いや…………」
「好きだったのに。凛はその男が好きなんだね。だったら仕方ないよね」
男は俺の腕に刺さっていたノコギリを抜き、彼女に詰め寄り。
「死のっか」