王様監禁ゲーム。
「約束だよ。これは命令だからな?」
「うんっ!」
もちろん。
そばにいるつもりだし、そばにいたい。
だから、そう言ってもらえて、本当に嬉しかった。
「今日は楽しかったなぁ」
結局喫茶店で話しただけだけど、あたしもそれに同感した。
「また、会おうね」
あたしはそう言うと、
「当たり前。毎日会おうな」
喜一君はあたしの頭を撫でた。
これは、ただの愛という形の言葉で、まさか本当だとは思わなかった。
毎日会うなんて、無理だもん。
だけど、喜一君の言うことは全て本当で、
全て“命令”なんだから―――……