純愛バトラー
 ……やれやれ、ここまで来れば大丈夫だろう。

 オレ達は更衣室付近に置いてあったベンチに座り、一息ついた。

 青司が着替え終わって戻ってくるまで、少しここで休憩をする事になったのだ。

「まったく……。一体あの者達は何だったのか」

 絵理が疲れた様子で溜息をついた。

「旧スクール水着というのは現在でも根強い人気を誇っていますからね。スク水萌えとか、スク水マニアとか、そういった類の人たちかと」

 長船の説明を聞いても、絵理には良くわからないようで眉間にしわを寄せて考え込んでいる。
< 111 / 401 >

この作品をシェア

pagetop