戦国サイダー
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人間とは不思議なもので、泣くとある程度気持ちがすっきりするらしい。
涙やら汗やらでべとべとの頬を擦りながら立ち上がる。
あれから一体どれぐらい泣いていたのだろう。
瞼は腫れぼったいし、喉はカラカラ。
とりあえず顔を洗って何か飲もうと、脱衣所へと向かった。
戸を開けて、鏡の前で溜め息、予想以上に酷い顔。
あんまり見ていたくなくて、さっさと顔を洗って台所へと進む。
こういうときはやっぱりスポーツドリンクかな、そんなことを考え冷蔵庫を開けると500mlのペットボトルが目に入る。
それは『四ツ谷サイダー』で、その口のところに付箋が貼ってあった。
「何……客間の時計の裏?」
この字から考えて兄だとは思うんだけど、一体何がしたいんだろう?
取り敢えず気になったので、ペットボトルを持ったまま客間に行く。
人間とは不思議なもので、泣くとある程度気持ちがすっきりするらしい。
涙やら汗やらでべとべとの頬を擦りながら立ち上がる。
あれから一体どれぐらい泣いていたのだろう。
瞼は腫れぼったいし、喉はカラカラ。
とりあえず顔を洗って何か飲もうと、脱衣所へと向かった。
戸を開けて、鏡の前で溜め息、予想以上に酷い顔。
あんまり見ていたくなくて、さっさと顔を洗って台所へと進む。
こういうときはやっぱりスポーツドリンクかな、そんなことを考え冷蔵庫を開けると500mlのペットボトルが目に入る。
それは『四ツ谷サイダー』で、その口のところに付箋が貼ってあった。
「何……客間の時計の裏?」
この字から考えて兄だとは思うんだけど、一体何がしたいんだろう?
取り敢えず気になったので、ペットボトルを持ったまま客間に行く。