ひまわりとタンポポ
「優太、他の奴に会いに行くか?」
「……ううん。それは出来ない」
優太は寂しそうな顔をして龍太郎の手を離した。
「本当だったら僕、ここには居ちゃダメな存在でしょ?」
「………」
「だから本当は僕の姿は誰にも知られちゃいけない存在だったんだ…。なのに優助ってばすぐ僕だって気付いちゃったんだもん!」
優太は怒ってる様子をだすかの様に頬をぷぅっと膨らませた。
「言っとくけど、俺と空は何年優太と付き合ってきたと思ってんだよ!!」
「ふっ…だよね!僕も最初からばれるってわかってた!」
そう言ってまたニィーっと笑った
「僕ねっ!神様と約束したの♪」
「……約束?」
優太は俺の方を見て一回頷くと、今度は空を見上げて真上を指差した。
俺は続く様に空を見上げた。
その時の青空は、まるで俺らを吸い込みそうな位真っ青だった。
「チャンスをやるって!」
優太がそう言うと一瞬だけ太陽がカッと光って、俺の目を瞑らせた。
「チャンスって…神様から?」
「うん!」
空は眩しいのか、顔を押さえながら優太に尋ねた。