涙恋~RUIRENの魔法~
優しい我慢
「ユウくん・・・・
私のために無理させてるんだったら
もう無理しないで。」



「どうしてそんなこと言うんだ。」



「痛いんでしょう?
苦しんでしょう?」



「うん・・・・・
かなりきつい・・・・
最近は・・・・・・・・・
気づいていたのか?」




私は優を抱きしめた。


「つらかったでしょう?
私のそばにいてくれようとしたんでしょう?」



「ユウ・・・・
私は、充分幸せもらったよ。
だから、もっと痛みの取れる薬もらおう?
それには入院しないとだめだって。」



「薬、やっぱ変えてもらえなかったんだ。」



「本人がこないとだめって・・・・・・」
涙があふれた。



優は私の涙を唇でふきとった。


「泣き虫 亜恋
よく我慢したね・・・・・・・
俺のまえで、泣かないように頑張ってた?
いつも必死だった・・・・・」



「ふたりで頑張ったね。
私たち、素敵な時をこの部屋で
過ごしてきたわ。」



私は優の唇にふれた。



「来週病院に行くよ。
そのまま入院だと思うから・・・・
亜恋、俺ここには戻ってこられないかも・・・」



私は深呼吸した。

「言わないで・・・・・・」



また優の唇をふさいだ。
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