【企】君の手をずっと。
次の日から、あたし達は話す事も
目を合わせる事もしなくなった。
なんとなく気まずいという気持ちから、だんだんお互いを避けて。
今までこんな経験した事なかった。
喧嘩しても、すぐに仲直りしてた。
初めて知ったの。
大好きな人と、すれ違う辛さを。
自業自得。
自分で自分が嫌になる。
それから、時は確実に流れていき、
夏休みがやってきた。
智也とは、相変わらず会わなかった。
もう、自然消滅した感じ。
あたし達、もう終わったのかな。
あたし、まだ智也のこと大好きなのにな。