NOEL(ノエル)
「こちらには詳しい事は知らされていませんが、NANOの研修機関からの報告によれば、NANO国内は特に若者を中心としてある種の薬物的混乱が生じているとの事です。」
「薬物って・・・いわゆるドラッグですか?Mrs.フローラ」
ビルはそう言うとアルベルトの方をちらりと見る。
「それは判りません。
ただひとつ言える事は、現在のNANOはあなた達にとって危険だという事です。
危険なところへ生徒を行かせるわけには行きません。
わたし達には、あなた達を保護管理するという義務がありますから。」
「『VINO CITYでは、16歳を過ぎた者は個人の意志でその行動を全てを決定する事が出来る』 確か、この国の法律にはそう記されていたと思います。
わたし達は、この学校に対して、政府に対して異議を唱える事が出来るはずです。」
ミルクは必死に食い下がろうとする。
「確かにその通りですよ、Missミルク・ロウ。
けれど、あなた達がこのハイスクールに入学する際、私達に提出した誓約書の内容を思い出してください。」
ミルクはハッとして唇を噛む。