あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
「ごめんね?
そう言うつもりは全くなかったんだけど、そんな風に思われちゃうかも知れない発言は駄目だよね。
未来さんにも呆れられちゃうかな?
本当にごめんね?」


やわらかなカーブを描いている、男の人にしては細い眉尻をいつもよりも下げてしまったヨシ君の顔が、あたしの間近に迫ってきて謝罪の言葉をくれる。


本当はそんなの、ヨシ君が謝らなきゃいけない事なんかじゃないし、更に言えばあたしになんて謝る必要なんてまったくって言っていいぐらいないのに。


なのにヨシ君は、そんな事でも、きちんと頭を下げてくれる。


それが例え、あたしみたいな小娘相手でも。


そんなヨシ君の誠実な人柄に触れてしまうと、あたしの胸の中身にしまい込んでいる想いをさらけ出してしまいたい衝動にかられそうになってしまう。
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