君に…
「今から泡をのせていくから、また目を閉じていてね?」


そう伝えた僕の言葉に、君の瞳に悪戯な光が踊った。


僕はそんな君の顔の上に、すくい取った泡をホントにのせるようにして全体を覆うように広げていく、んだけど。


「言っちゃうと、そうするかなぁ、とは思ったんだけどね。」


僕は苦笑しながらそう言わざるをえなかった。


わざわざ目を閉じていてって言ったら意地でもあけてる君。


「泡が目に入ったら痛くなるよ?」


僕がそう言うと、じゃあ閉じさせてみたら?なんて言葉を泡だらけの唇が紡ぐ。


んもう。


ほんっとに君ってばいつだって君らしいよね。
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