君に…
「だから好きか嫌いかっていうより、思い出の香りって事になるんだね?」


せっせと作業をしながらも、僕は君との会話に相槌を打つ。


昔も今も。


出会ったあの時から。


僕は君がこうして話してくれるたくさんの事柄を聞いているのがとても好きだから。


「君が見てきた工場で作っていたのとは香りが違うのかな?
それとも似ているのかな?
まぁ、ラベンダーってところが一緒なんだからそんなには変わったりしないのかもしれないよね。」


考えながら言った僕に、君は違いはあるけど、これはなんだか似ている気がするって答えてくれる。
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