君に…
尋ねる僕の手のひらに両頬を包まれた君は、夏の匂いがするって呟いて気持ち良さそうに目を閉じる。


うん。


少し青い感じの匂いっていうか、緑の植物って感じの匂いがするよね。


それを夏の匂いって言う君を僕は素敵だと思うよ。


「夏って君にピッタリな季節だものね。」


春夏秋冬、いつの季節の君も僕は大好きなんだけど。


そう続けながら言った僕に、君がフフと笑い声をこぼす。


そんなに暑い?なんて聞かれちゃったけど。


僕がそう思うのは。


「夏ってTHE太陽の季節って感じじゃない?
でもって君は僕の人生の太陽なんだよ?
比喩とかじゃなくって。
ホントに。」
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