Heaven
それは本当のことだから。
『…どうなんだろ?自分でも分かんねぇ。美加も気になるし、美羽も気になる。俺って最低だよな』
こう言うことしか出来なかった。
答えが…見つからない。
俺はベッドから立ち上がって、閉めてあったカーテンを開ける。
たちまち広がる太陽の光。
でもどこか曇っている。今日は曇りだろう。
きっと…
『無理して答え出さなくてもいいんじゃないかな?いつかきっと…答えが出るよ…』
背後から聞こえる優しいさくらの声。
俺は自分の胸に手を当てて、さくらの優しさに触れていた。
今日も美羽は空にいる陸に向かって…
泣いているのかな…?
『雅、学校遅れるわよ!』
すると部屋に母さんが入ってきた。
振り返り母さんを見ると、母さんの表情が固まっている。
『…さくらちゃん?』
『おばさん。お久しぶりです!元気でした?』