赤い十字架〜レッドクロス〜
優はやさしくて心強かった。何度も何度もなぐさめてくれた。ただ泣いているばかりの私を、世界で一人だけの姉を失ってしまった悲しみから優は何度もなぐさめてくれた。私は、そんな優が大好きだよだった。


ある日私は優が不治の病だと知った。だけど、優は知っていた。そして、自分が持ってあと半年の命だと言う事を・・・。

「優!どうして言ってくれなかったの!!」
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