√番外編作品集
カプチーノが空っぽになるとやっと俺は冷静になった。
「……良かった」
「え?」
「今日フラフラ買い物してたんだけど、康平見つけてよかった。慰めてあげられるのは私だけだからね」
「……ごめん、せっかくの休み」
「いいのよ。康平の本当の恋の悩みを聞けるんだもん」
「本当って……」
「だって、康平の動揺っぷりを見るだけで分かるわよ。康平はその子のこと好きなんだわ」
早苗さんの言葉は少し哀愁が漂っていた。
いつもの妖艶な微笑みの中に、少しだけ孤独がちらついた。
「大切なものが、どっか行っちゃいそうで怖いのね。相手、"山岡ちゃん"でしょ?」
え? な、なんで分かるの?
「キャバクラマジック?」
「なによそれ。私、人を見る目はあるんだからね」
早苗さんの口から紫煙を吹き付けられる。
「ちょっとね。特別なんだろうなって思ってたのよ。南都美とはまた別の意味で」
どうしてだろう。
自分でも分からないのに、なんで早苗さんは分かるんだろう。
女神はむしろ裏をかいて早苗さんなのか?
「康平って好意のある女の子に対しては距離縮めようとして名前で呼ぶでしょ。ま、普通みんなそうだけど」
「……あぁ…ウン」
「だけどたまに康平の口からでる山岡って名前の女の子は、いつも名字だけだったから。一体康平にとってどんな位置にある子なのかなって思ってた」
「……良かった」
「え?」
「今日フラフラ買い物してたんだけど、康平見つけてよかった。慰めてあげられるのは私だけだからね」
「……ごめん、せっかくの休み」
「いいのよ。康平の本当の恋の悩みを聞けるんだもん」
「本当って……」
「だって、康平の動揺っぷりを見るだけで分かるわよ。康平はその子のこと好きなんだわ」
早苗さんの言葉は少し哀愁が漂っていた。
いつもの妖艶な微笑みの中に、少しだけ孤独がちらついた。
「大切なものが、どっか行っちゃいそうで怖いのね。相手、"山岡ちゃん"でしょ?」
え? な、なんで分かるの?
「キャバクラマジック?」
「なによそれ。私、人を見る目はあるんだからね」
早苗さんの口から紫煙を吹き付けられる。
「ちょっとね。特別なんだろうなって思ってたのよ。南都美とはまた別の意味で」
どうしてだろう。
自分でも分からないのに、なんで早苗さんは分かるんだろう。
女神はむしろ裏をかいて早苗さんなのか?
「康平って好意のある女の子に対しては距離縮めようとして名前で呼ぶでしょ。ま、普通みんなそうだけど」
「……あぁ…ウン」
「だけどたまに康平の口からでる山岡って名前の女の子は、いつも名字だけだったから。一体康平にとってどんな位置にある子なのかなって思ってた」