鏡の中の彼と彼女 ~第三章~
話し合い
車は香織のマンションの前に止まった


ありがとうとお礼を言ってドアを開けて降りようとした


その瞬間腕を掴まれグイッと引き寄せられ


「啓吾?」


「香織、着替え持って戻ってきてほしい…明日一緒に出勤しよ」


「…うん、わかった。少し待っててね」

足早に部屋に帰り、着替えと仕事のスーツなど必要な物を鞄につめて部屋を出た
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