伝説プリンセス
狙った獲物は逃しません。
~Butler~
「着いたはいいですが・・・
どうやって乗り込みましょう・・・。」
困り果てる僕らにお嬢はいつもの
楽しそうな笑顔で堂々と立っていた。
「突っ込むか。」
「おっお嬢!?」
「俺も賛成。」
「ユウ兄!?」
いつもだったらお嬢の暴走を止めるユウ兄が
何も言わず同意しちゃうなんて・・・。
「おまーら、突っ込むのはいいけど
捕まって終わるぜ?
まっ、オレは逃げ切れる自信はあるけどな☆」
ヒロさんは天真爛漫な笑顔で高笑いした。
「はぁ~!?んなの、あたしだって自信あるさ!!」
「俺も…負ける気しねぇ…。」
「みっ皆さん…。」
正気なのだろうか・・・。
たった4人でこの城に勝てるのだろうか…。
「お頭方、お気を付けてくだせぇ…。
きっと国王の狙いはお頭方です。」
チンピラなのに震えている人売り。