最後のラブレター
「お疲れ様でした!」

笹原先生のこの一言で
笹原先生の技能の時間は
終わった

何というか
…もっと乗りたかったな

あの時私
どんな表情してたのかな?

寂しそうにしてたのが
バレたのか

「よく頑張ったね!」

って笹原先生は言ってくれた


「ありがとうございました!」


笑顔でお礼を言ったら
笹原先生も
満面の笑顔を見せてくれた

何か…嬉しいよね!






う~ん…
コレは恋…なのか?

その後何の授業も
入っていなかった私は
家に帰って
深々と笹原先生の事を
考えていた

……恋?

そんなハズない
出会ったばっかやん!

……一目惚れ?

そんなハズない
そしたら私ただの面食いやん!


一人でツッコンで
自分の気持ちと格闘していた


本当は…わかってたんだ


どんな出会い方でも

好きなもんは
好きなんだって。


でもさ?

結ばれる訳ないじゃん
そんなの憧れじゃん

って思っちゃうから


自分の気持ちに
必死に嘘ついてたのかな

今考えると
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