姫華伝
そこには、幼なじみの恭介が立っていた。



「お前、こんなところで何してんだよ!?」



「恭介こそ!!その制服・・・・お前、ウチの学校だったのか!?」



「知らなかったのかよ!!!」



はい、知りませんでした;;;



「まぁ、んなことどーでもいーけど、お前なんでここにいんだよ!?」



「理事長に用があんだよ・・・ってか、理事長室、何処だ!?」



「理事長室?すぐそこの、デカイ扉だけど・・・」



んだよ!!もぅ、こんな近くにいたのかよ!!!



「サンキュー!!!」



あたしは、理事長室に向かって走り出した。



「あっ、おい、今理事長室に行っても・・・」



恭介の話を最後まで聞かずに理事長室の扉を勢いよく開いた。





バンッ!!



「理事長!!書類がある・・・・・」



・・・・・・・・・なんだ、これは?



理事長室には、理事長の変わりにガラの悪い男が4人いた。



どっ、どーなんてんだ!?



「誰だ、テメェ?」



< 9 / 40 >

この作品をシェア

pagetop