WETHER
2日後…

予告状を美術館に送りつけ、学校に向かった俺の足は、大きな石のように重かった。

さすがに2日間…寝る間も惜しんで一生懸命、地図の全てを覚えた。

どこに何があって、どこが危険かすべて暗記した。


学校では、もちろん寝た。

幸いにも、数学がなかった為に朝から夕方まで昼飯も食べずに寝た。

そのおかげか、とてつもなく起きたときが気持ちよかった。

「やっと起きたの」

楓が前にいる

「よ、おはよー」

「おはよーって、もう6時よどれだけ寝てんのよ」

「いや〜」

「それより、覚えてるんでしょうね…地図」

俺は少し口元をニヤリとさせて
「完璧さ、頭の中に完璧に入ってる」
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