姉ちゃんには秘密〜オレの甘甘ツンツンな想い〜オトコメセン
「和希はどう?久しぶりのジェットコースター」



「べ別に、普通……」


「あ~もう、素直じゃないな」



良いよ……素直じゃないのは昔からだから。それよりも姉ちゃんと入れたのは、素直に嬉しいって思う。



姉ちゃんは、いつもオレに笑いかけてくれる。どんな時も……自分が辛いときもムリヤリ笑顔を浮かべて……



そんな姉ちゃんをオレは、この手で守りたかった。別れてなんて先輩が優しいから、言えない。



でも、いつも思う。もし、先輩よりも早く告白してたらオレを選んでくれたのかなって……



きっと、いつまでも姉ちゃんにとってオレは、弟で、頼りなくてツンツンしてるってイメージなのかな?



そんなのイヤだな。オレ姉ちゃんに頼ってもらえるように、朝は毎日マラソンしている。



姉ちゃんを守りたいから。この手で……


きっと姉ちゃんは、笑うだろうな。オレの想いを聞いたら……



そして、きっとありがとうって言うと思う。姉ちゃんは、優しいから……



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