“俺様”大家の王国
普段あまり自分でした事に『馬鹿やったな』と後悔しない私だが、
さすがにこれはきつかった。
命の危険だった。
近所のブロック塀によじ登って、飛び降りていたあの頃が懐かしい。
感覚的にはそれと一緒のつもりだったが、全然違った。ピンチだ。
(今どこにいるんだろう?
二階、三階……?)
ちらりと下を見て分かった。
……三階だった。
余計怖くなった。
最悪だ。
しかも、バランスを崩し、私は落下した。
(~~~~~っ!)
必死に手を伸ばし、下の階の窓の桟に何とかしがみ付いた。
反動を利用して雨樋に足をかけ、何とかバランスを取る。
―――――ドックンドックンドックン!