貴方・・・・・・
学校から帰ってさくらにメールをした。
そしたら電話がかかってきた。
相手はさくらだった。

「さくら?どうしたの?」
「どうして?」
「え??」
「どうして止めてくれなかったの?」
「さくら?落ち着いて?何があったの?」
「あんたのせいで・・・・私は別れたんだからね!!」
「え?さくら??よく分からないよ?」
「あんたがあの時、早く気づいてたら、別れずにすんだのに!!」
「ちょっとまっ」
話そうとしたときにはもう電話は切れていた。
「どうして・・・・・・」
私はどうしてか分からないままただ泣いていた。
泣いて泣いて声が出ないほど泣いた。
いつしか私は眠っていた。

次の日、私は休むことにした。
学校に連絡しようとしたその時、
私のケータイがなった。
「誰からだろう」
私はそっとケータイを開いた。
その時、昨日のことを思い出してしまった。
一瞬戸惑ったが、強くならんきゃ!!そう思って深呼吸をして一気にケータイを開いた。
そこには井口翔と書いてあった。


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