英雄達は最後に笑う…?
「キャッ!」

後少しの所で火螺が足を外した。

「危ない!」
「おっと!」

竜崎がぎりぎりの所で火螺を救い上げる。
きしゃな体つきなのに、力は意外にあるみたいだ。

「ありがと…。助かったよ」
「どういたしまして。次、月影だぞ」

月影は足場を見て、何かを考える。

「…どうした?」

竜崎が聞く。
その時何を思ったのか月影が飛び降りた。

「おい!」
「月影!?」

二人が下を見る。
月影は棒に両手で捕まり、うんていみたく進んでいた。

「驚かせんなよ…」
「悪い悪い、こっちの方が進みやすいかと思ってね」
「寿命が縮んだわ…」

火螺が呆れた声を出す。

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