母の心音(こころね)
「今日は十月十五日や。毎朝五時に起きるんや。朝食の支度をするんや。まだ辺りは薄暗いけど、鵙(もず)が裏山で毎朝鳴いて居るんや。何か楽しいことがあるんやろか、いいや、何か話し掛けて居るんやろ、焦ったらあかんってな、秋の取入を今日も頑張れってな、叫んでおるように聞えるんや。心の中で、ウフフって笑いながら何時も聞いて居るんや。それはそれは元気な鳴き声でな、何時も励まされるんや」
早朝の
まだ薄暗き山腹で
何を語るや叫び鳴く鵙
早朝の
まだ薄暗き山腹で
何を語るや叫び鳴く鵙