母の心音(こころね)
「十月二十三日の午後やった。長男の子供が目の手術をする日でな、病院まで付いて行ったんや。どうもしてやれんけどな。可哀想でかわいそうでどうしょうもなかったんや。そしてな、手術がもう直ぐに始まると言うのに、病院の中で走り回ってな、遊んで居るんや。そんな姿を見て、そりゃもう、やるせなくてな」



目の手術
時は迫れど幼子の
戯れ遊ぶ孫は愛しく

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