母の心音(こころね)
「十一月二十日、今日も目覚まし時計に起こされて、床から離れたんや。五時や。外はまだ真っ暗でな、朝食の支度をして、主人の弁当をこしらえて、主人が仕事に出た後、暫くコタツで体を休めたんや。そしてな、色々思いにふけったんや。末娘のことやら、東京での孫のことやら、目を手術した孫のことやら、姉のことやら、色々湧いてくるんや。独りで居るとな。皆今ごろどうしとるやろってな」



五時に起き
朝の仕事を終わらせて
しばしコタツに我が身預ける

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