実録 出会い系サイト!!『実話』
周りの人たちの目を引くほどの大荷物を、車まで運び、これからお茶に行こうと言っていた時に拓人から連絡がきたので、拓人へのお土産という理由でケーキやタルトなどを買って、新居に向かった。


デパートの中を歩き回って疲れていたアタシは、車の中でウトウトしていた。


「着いたわよ、亜美ちゃん!」


京香お姉さんの元気な声で、パチッと目が覚めた。


“あっ。アタシ寝てたんだ・・・”



と思って焦って返事すると、拓人が立っていた。


「姉貴、どこ行ってたんだよ。帰ってくるの遅いし。」


少し不機嫌な拓人。


「亜美ちゃんとデートしてたのよ。元はといえば、アンタが頼んできたくせに。」


強い口調で言われた拓人は、少し罰の悪い顔をしていた。


「亜美ー おかえり。部屋の方はバッチリ片付いたから!!」


少年のように眼を輝かせて言う拓人。

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