真夜中の太陽
「こういう酔っ払いはさっさと家に帰すの!何やらかすか分かんないから」
「送ろうか?」
結崎さんが車の鍵を取り出すと、諒子はそれさえも断った。
「大丈夫です!コイツ送り届けたらまた戻ってくるわね」
そう言って、諒子はぐったりした村岡くんを抱きかかえて部屋を出て行った。
「しかしまぁ、村岡もかなり飲んだなぁ」
散乱しているビールや中ハイの空缶を見て結崎さんは笑って言った。
「片付けないとゆっくり座れないですね」
あたしも笑って、空缶を袋にまとめ、ゴミ箱を置いてあるベランダへと出た。
ふと下を見ると、外灯で照らされた道を諒子と、さっきまでぐったりしていた村岡くんがじゃれあいながら歩いている。
―――……また、仕組まれた。