また逢う日まで
壁の上に現れた人物は一瞬で八雲達の前に移動していた。



「おはようさん。昨日は楽しかったわぁ。よく眠れたん?」


何事もなかったようにケラケラ話す人物は紛れも無い薩摩であった。



「ほな。うちはこれで失礼させてもらいます。」


何も見なかったと言いたそうな雰囲気で夏澄は部屋を出ていった。



「あや?出ていってしもうたね。」

「誰かさんとは違って暇人じゃないからでしょうね。おかげさまでよく眠れましたよ。」


「あはっ。それはよかったわ。」


怪しげな視線で見る風をよそに薩摩は八雲に目をやりニコッと笑った。
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