また逢う日まで
『ありがとう』



物体はお宿の門をくぐるときにかすかだが声が聞こえた。



「え?ありがとう?」



八雲にもしっかり聞こえていたらしく更に混乱した。


その声を聞いた薩摩はひざまづいたまま静かに微笑んでいた。


“これって…。”


八雲が黒い影を見て薩摩に視線を移した瞬間…。
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