ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love


ノクタ-ンの調べだ。
『小絵に会いたい!』
やはり、自分も生きたいのだ。


『ならば、闘い抜いて…
勝たなくてはならない』

結城は胸に刻んだ。



夢の中での復讐の女神との戦いはクライマックスへと向かう…



そしてついに、想像を絶する光景が繰り広げられていた。



結城は英雄士の姿で、竪琴を持ち船に乗っている。



かたや、女神のほうはというと、女の姿ではあるが、


翼があり、頭髪は一本一本が蛇になっている。



手には松明をかかげて、翼を広げ海上を漂う、



その姿は、まさに狂気そのものだ…



それに、一人だけではない。何十人といるようだから、


松明も何十本となり、点々と燃えている。



その女神の集団が近付いて、松明の明かりによって…


妻の啓子の顔になっている女神が姿を現していた。



真っ暗な闇の中から、浮かぶようにして現れた、



その女神の凶まがしい姿には、一瞬…



身震いした英雄士の結城だが、その女神にこう言った。





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