ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love


魔物はますます、毒を吐くようにしゃべり続けた。



-私達には、古い昔も今もないのだよ!
復讐の女神だからね-



「やはり、思いとどまることは、できないのだね」



-あたりまえだ〃

そう簡単には、止めることはできない相談だ。


あの時も、アポロンの神が邪魔をしている。


船の上でも、アポロンの神から授かった竪琴を弾いていたじゃないか〃


そして、今もその竪琴を弾こうとしている-



「お前たちが、踏み止どまることができないのと同じ、
我とて止めないつもりだ」



-エィッ〃
腹立たしい奴め、我が魔の手により、魔法をかけてやる。


もう、小絵にも子供にも会うことは、出来ないだろう。


魅しの雲よ〃い出ませぇ~ 早く、い出ませえッ〃-



妻の啓子の顔をした、復讐の女神は思い切り手をかざして、



魅しの雲を呼んだが……… やって来ない。


そのうち、松明の火は一本づつ消えていこうとしていた。




松明の明かりが無くなれば、もう何も見えなくなるのだ。



英雄士の結城はさらに…
気合いを入れ竪琴を弾きだしていた。







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