桃川中学校吹奏楽部
「でもさ、石澤」


「な・・なに?」


「俺、今でもまだお前のことがすきだから。」


「え・・?」

「迷惑だってことは分かってる。でも・・な。ごめんな石澤。」


なんで綾瀬くんが謝るの?


ねえ・・?なんで?


なんであたしなの?


「ねえ綾瀬くん・・」


私は尋ねることにした。


「なんで・・?なんでうちなの?」


綾瀬くんは一瞬きょとんとしていた。


「なんで・・うちのことがすきなの?」


私は続けた


「だってさあ・・綾瀬くんモテるじゃん?いっぱい告られてるじゃん?彼女作ろうと思えばいつでも作れるじゃん?なんでうちみたいないまいちかわいくないの・・」


あたしがそういっていると

「なんでだろーな!お前だからかな!」

綾瀬くんはそういった。


そういって笑った。


「さっ練習再開再開!!」


そういって綾瀬くんはまたドリブルを始めた。


綾瀬くんの放ったボールは


サクッっと音を立ててゴールに入った
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