【完】キス、kiss…キス!



そして翌日。いつものようにしっかり働かされて帰ると、最早日常と化してる怒鳴り声が聞こえてくる。


「テメ!ビールは常備しとけっつったろう!頭パーか!そのパーマ並にパーなのか!?」


「さぁねー、そんなの聞いてないし。ってかアキの家じゃないんだからね?」


まーた喧嘩してる。その喧嘩の内容的に、ナオちゃんは約束を守って秋斗にビールを与えてないようだ。



「おっ!姫子、お前ペットはしっかり教育しとけよな!」


「ペ……!?なんだよ!アキなんか加齢臭振り撒いてるくせに!」


あはは、いつもの言い合いだ。秋斗の憎まれ口は、どうやら素面でも平常運行らしい。


今晩のおかずは、ナオちゃんが最近ハマってるイタリアン。特に、特製のピザは絶品。


ここにお酒がないと思うと、大人の秋斗や私としては、残念な気持ちにもなる。


……まあ秋斗の場合、イタリアンだろうが中華だろうが和食だろうが、いつもビールはお友ななんだろうけど。
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