【完】キス、kiss…キス!
そのあとはスライド式で写真を出して二人の思い出やら、ケーキ入刀やら、幸四郎の友人代表の挨拶やら。
幸四郎が感極まって泣き出しちゃった時は、こっちは逆に笑いを堪えるのに必死で、結構大変な思いをした。
そんな感じで披露宴は終わりを迎え、外で二人にライスシャワーを浴びせる。
「おう子犬!お前はこの幸せはあと二年はお預けだな!残念だなぁ、ふはは!」
「うざいよ!幸せーって感じのアホ面しちゃってさぁ!ホント言ってることクソなんだけど!」
ナオちゃんはそう言いながら、笑顔で全力投球でライスを秋斗に投げ付ける。
「い!?……テメっ!子犬後で覚えとけよ!泣かすから!」
「はいはいー!あ、もう忘れちゃったゴメーン!何だっけぇ?」
全く、二人はやっぱり仲良いな。こんな時まま周りを笑わせるような言い合いをする二人は、喧嘩するほど仲が良いってやつだよ、絶対。