Sky
「そういえばそうだったけど…そんなにおかしいことか~?」



「おかしいって!美由の性格を考えたら、絶対!」



梨衣が、ものすごく興奮しながら断言した




「いや~、俺のアルバムだったから、どーしても欲しかったんじゃねーか?」



そんな梨衣をニヤニヤと笑いながら見て、俺は冗談を言った



「へぇ~?本人がいなきゃ、随分余裕じゃない?今の言葉、美由に言っちゃおうかな~」



「…悪い、それだけは勘弁して」





あ~あ、梨衣は強いよな~…ったく、かなわねーよ




「でも、そうかもね!きっと、どこにやったかも分からなかったし、天にとってそんなに大切な物でもなさそうだから、天なんかより美由が持ってたほうが絶対!アルバムも幸せだって考えたのかもね~…」



「おーい…」



「そうだね!きっとそう!なーんだ、考えすぎじゃん、私」




ちゃっかり俺に失礼なことを言いつつ、梨衣は勝手に自己解決した


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