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次に私の興味は、自分の体へと移った。意味もなく、胸を揉んでみる。柔らかい。部屋に一人だと、羞恥心もない。私は股を開き、楽な姿勢。だらしない。
白い部屋にある、体の肌色。不気味な爪の灰と、禍々しい陰毛の黒。無機質な部屋で、私はあまりに場違いだ。服を着た人間は部屋に馴染むが、裸の人間は馴染まない。人間は服を着た状態が本質なのかもしれないな。
携帯を見る。八時になろうとしていた。見ると電波が三本立っている。誰かに連絡は取れるわけだ。
私は、誰に電話すべきだろうか。彼氏?両親?警察?
しばし迷ったのち、自宅にかける。呼び出し音。そして。
「はい、北村です」
白い部屋にある、体の肌色。不気味な爪の灰と、禍々しい陰毛の黒。無機質な部屋で、私はあまりに場違いだ。服を着た人間は部屋に馴染むが、裸の人間は馴染まない。人間は服を着た状態が本質なのかもしれないな。
携帯を見る。八時になろうとしていた。見ると電波が三本立っている。誰かに連絡は取れるわけだ。
私は、誰に電話すべきだろうか。彼氏?両親?警察?
しばし迷ったのち、自宅にかける。呼び出し音。そして。
「はい、北村です」