ウソ★スキ
もともとその掲示板は、高校生が個人で運営しているサイトのひとつのコーナーに過ぎなくて、決して有名なものではなかった。

だけど……

サイト全体や他の画像と比べてみても、双子の写真のアクセス数は異常なほどに多くて。

おそらくどこか別の場所にリンクを張られていて、そこから野次馬連中が集まっているんだろう。

そのくらいのことは、容易に推測できた。



それなのに、ソラは信じられないくらい落ち着いていた。

あたしのほうが、どうしたらいいのか分からなくて、怖くて、不安で──


「やれやれ。一体、これが何日続くんだか」

ようやく鳴り止んだ携帯をポケットにしまいながら、ソラがため息をつく。


「イタ電がかかってくるんだったら、携帯の電源切っとけばよかったのに」

「そんなことしたら、美夕と連絡がとれなくなるじゃん」


ソラは表情を柔らかく変えると、あたしに微笑んでくれた。



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