ウソ★スキ
だけどあたしには、そんな自分の感情に戸惑っている余裕なんてなかった。
「なにするのよっ!」
あたしに押されてよろめいたその上級生が、体勢を戻しながらあたしの髪に手を伸ばしてきて。
あたしは髪を思いっきり引っ張られて、その場に膝から崩れ落ちてしまった。
引っ張られた髪よりも、とっさに地面についた手のひらや打ちつけられた両膝のほうがはるかに痛い。
だけど。
それよりも。
あたしの頭の中はキラを侮辱されたことに対する怒りでいっぱいだった。
「弟と平気でやっちゃうような女のこと、かばうんだ? いいお友達を持って、幸せだねー」
もう1人の女は傍でただあたしたちのことを見ているだけで。
「やだぁ。この子もう泣きそうじゃん。かわいそーに」
そんな言葉を、楽しそうにあたしに投げつけた。
悔しくて、地面についた手の震えが止まらない。
なんで?
なんでキラはこんな女たちに悪く言われないといけないの?
──こんなの、絶対納得できない。
「なにするのよっ!」
あたしに押されてよろめいたその上級生が、体勢を戻しながらあたしの髪に手を伸ばしてきて。
あたしは髪を思いっきり引っ張られて、その場に膝から崩れ落ちてしまった。
引っ張られた髪よりも、とっさに地面についた手のひらや打ちつけられた両膝のほうがはるかに痛い。
だけど。
それよりも。
あたしの頭の中はキラを侮辱されたことに対する怒りでいっぱいだった。
「弟と平気でやっちゃうような女のこと、かばうんだ? いいお友達を持って、幸せだねー」
もう1人の女は傍でただあたしたちのことを見ているだけで。
「やだぁ。この子もう泣きそうじゃん。かわいそーに」
そんな言葉を、楽しそうにあたしに投げつけた。
悔しくて、地面についた手の震えが止まらない。
なんで?
なんでキラはこんな女たちに悪く言われないといけないの?
──こんなの、絶対納得できない。