ウソ★スキ
先輩の“振られた”っていう言葉が、あたしの胸をぎゅっと締め付ける。
「ソラとうまくいってるんだったら、迷惑なだけだと思ったんだ」
話しながら、あたしと先輩は自然に“いつもの場所”へと足を進めていた。
そう。
毎日先輩が原付を停めて、あたしが学校から出てくるのを待ってくれていた場所に──。
「でも騒ぎはどんどん広がるし、ソラに話を聞こうと思って教室に行っても休みだって言われて。おまけに携帯もつながらなくなっちゃったしね」
「……」
「なんとなく、美夕ちゃんが泣いてるような気がしたんだ。だから来てみたんだけど……迷惑だった?」
「そんなこと……」
そんなこと、ない。
でも……
「でも……先輩にあんなとこ、見られたくなかったです……」
あたしの声はだんだん小さくなっていった。
多分最後の方は聞き取れなかったんじゃないかってくらい。
先輩はあの旅行の帰りに、あたしにポツリと「幸せになるんだよ」って言ってくれた。
そして、あたしとソラを残して1人で帰って行ったのに。
それなのに、幸せになるどころか、こんな情けない姿を見せちゃうなんて……。
「ソラとうまくいってるんだったら、迷惑なだけだと思ったんだ」
話しながら、あたしと先輩は自然に“いつもの場所”へと足を進めていた。
そう。
毎日先輩が原付を停めて、あたしが学校から出てくるのを待ってくれていた場所に──。
「でも騒ぎはどんどん広がるし、ソラに話を聞こうと思って教室に行っても休みだって言われて。おまけに携帯もつながらなくなっちゃったしね」
「……」
「なんとなく、美夕ちゃんが泣いてるような気がしたんだ。だから来てみたんだけど……迷惑だった?」
「そんなこと……」
そんなこと、ない。
でも……
「でも……先輩にあんなとこ、見られたくなかったです……」
あたしの声はだんだん小さくなっていった。
多分最後の方は聞き取れなかったんじゃないかってくらい。
先輩はあの旅行の帰りに、あたしにポツリと「幸せになるんだよ」って言ってくれた。
そして、あたしとソラを残して1人で帰って行ったのに。
それなのに、幸せになるどころか、こんな情けない姿を見せちゃうなんて……。