その日、僕は神になった
「君が答えないならば、俺から全て説明してやる。君は俺の名前をアムーフと言った。なぜスバルと言わなかったのか。他の者が俺のことをスバルと呼べば、その時点で君の計画は全て終わってしまうにも関わらず。そんなリスクを背負いながらも、なぜアムーフと言ったのか。そこには二つ理由があった。
先ず一点、君は覚えているかい?俺が神に任命され、初めてこの部屋に来た時のことを。あの時俺は君たちの能力を見て驚愕した。そしてそんな力が自分にも備わっていることを知り、俺はその力を使ってアムーフとしての記憶を取り戻そうとした…。だが結果は君も知っているように失敗した。強烈な激痛に襲われてね。その時俺は何者かが俺の記憶を封印していて、記憶を取り戻すのを防ごうとしているのではないかと勘違いした。
だがそうじゃなかった。あの時の激痛は君の仕業だ。俺にアムーフという名を信じさせるための、何か巨大な力が働いているという錯覚を生むための演出だったんだ。
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