薔薇姫-another story-
「~ですから、メイさんは何か言っていましたの!?」
何故だか、さらに顔を赤く染めるマレッタ様。
―――何か…?
私は、先程メイ様に会った時のことを思い出す。
『マレッタに訊けば、何かわかるかもよ?』
確か、そのような事を言っていたはず。
「…マレッタ様に訊けば、何かがわかると仰っていました」
ありのままを伝えると、マレッタ様は一瞬固まったあとすぐに、「なっ…」と声を上げた。
その反応を不思議に思い、私は訊ねてみた。
「マレッタ様は、その言葉が何を指すのか、わかっていらっしゃるんですか?」
「―――っ、」
口元をひきつらせるマレッタ様の様子からすると、どうやら何かを知っていそうだった。
私は、マレッタ様に一歩近づく。
「…マレッタ様、教えて下さい」
同時に、一歩下がるマレッタ様。
その行動に、何故か苛立ちを感じた。