Magic Academy ~禁書に愛された少女~
「あ、ううん、昨日の夜、ね」

そらが言うと、うみは苦笑いを浮かべた。

「ああ、疲れてたのに押し掛けて悪かったよ。特に用があったわけじゃないからきにするな」

「え?」

きょとんとした顔になるそら。
うみはまた、首を傾げた。

「昨日はお前も疲れてたんだろ?今日は一緒に、晩飯食おうぜ!俺、食べるもの持ってくし」

「う、うん」


記憶が…変わってる?


だが、特にそれ以外は変わった様子はなかった。
いままでと変わらない日常がまた始まった。



そう、思っていた。






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